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NO.3 自費出版の魅力 - 自費出版・電子出版の制作販売お助けガイド

NO.3 自費出版の魅力

◇ 「自費出版の基礎知識の巻」には次の順序で進みます

  NO.1 はじめに
  NO.2 自費出版とは
  NO.3 自費出版の魅力 (この下の記事です)
  NO.4 日本の自費出版の姿
  NO.5 日本の自費出版の歴史



NO.3 自費出版の魅力         

              自費出版は貴重な文化財

 前項「NO.2 自費出版とは」では、自費出版の意味、商業出版、共同出版、協力出版、企画出版との違いについて述べてきましたが、本項では自費出版の魅力、社会的意義について考えていきたいと思います。

■ 人の人生は千差万別

 人は誰でも、たとえ毎日、判を押したような生活を送っている人であっても、その人生の軌跡を包み隠さず文章に表すことができたなら、その本はすべてがベストセラーになるのではないか。そんなことを思うことがあります。

 現実には、自分の人生を正確に文章で表現する能力を与えられている人はそう多くはないでしょうし、また、与えられていても文章に表すことを望まない場合もあるでしょうから、みんながみんな、本を著することはありえませんが、それほどに人の人生は千差万別で興味が尽きないものだといえます。

 自費出版の魅力も、そんな千差万別な思い、書きたいこと、表現したいことを、何の、誰の拘束をも受けずに表現し、人に伝えることができるところにあると思います。

 人は、こうして自分史、小説やエッセイを書き、詩歌を詠み、絵画や写真に思いを託すのです。まさに自己表現、自己実現の喜びですね。

 大上段に振りかぶっていえば、自費出版の魅力として忘れてはならないことが他にもあります。その1つは自費出版物が後世への貴重な文化財になるということです。

 ・ 自費出版物は貴重な文化財
 
 NPO法人日本自費出版ネットワーク遍「ひとびとの声が聞こえるー日本自費出版文化賞10年の歩みー」(2008年7月 搖藍社)の中で、自費出版の魅力について、自分史という言葉を日本で始めて使われた歴史家の色川大吉さんと作家の中山千夏さんが対談をされています。
 
 その対談にこんな一節があります。

色川:賞の対象に挙がってきた人たちみたいに、自分の身辺を克明に調査して、記録して、それと類似のものを他の人の研究の中から復元してきて、比較しながらまとめていく、1番基礎的な科学的な仕事も自費出版の大事な仕事で、それがないと、専門家だけでは世の中の学問が進まないのです。そういうことをなさってくださることが大事だと思います。

中山:ことに地域文化に対しては大事ですよね。

色川:私どものように歴史学をやっている連中にとって、一般の人が、例えば隣のおばあちゃんとかおじいちゃんが、どんなことを言ったかを克明に記録を取って残していただくことが、国民の歴史を書くときにどれだけ大事かです。
 
 私どももそういう人をたくさん知りませんし、訪ねていく機会も少ないですから、消えてしまうわけです。そこで普通の方が、あそこに植木屋のおじさんがいて、こういう経験をしたらしい、こんないい話をした、そういうことを書いてくださることだけでも大事です。これをまとめるとすごく大きな財産になるのです。
 
 そういう意味では、この仕事は、1人ひとりの記録は小さくても、堆積して、積もり積もっていくと大きな文化財になるのではないかと思います。



 すべての自費出版本が貴重な文化財たりうるかはその書かれた内容にもよるのでしょうが、自費出版本として自分の書き残したことが、未来の世界からみれば、先祖の世界を写しとった貴重な資料、文化財となりうると思えば、何か襟を正したい気持ちになりますよね。

・ 自費出版物は表現の自由の防塁

 もう1つは自由に自費出版できることが表現の自由の防波堤になるということです。

 私は、戦前の治安維持法下の状況を体感していないのでその雰囲気はわかりませんが、歴史が教えているところによると、戦時下、大政翼賛の名のもとに人々は表現する自由を抑圧されていたといいます。

 戦後の民主主義のもとで、私たちは表現の自由を得たのですが、この自由も私たちの不断の努力がなければ、すぐに蹂躙の憂き目にあってしまいます。

 自費出版では、その内容が他人の名誉を毀損するなどの犯罪を構成するのでない限り、何を書いてもいいのです。好きなことが書けるのです。小数派に属する意見だって堂々と発表できるのです。

 そんなに大上段に構えることではないかもしれませんが、そのように好きなことを好きに書くことが、結果的に表現の自由の防塁になりえているのだということに思いをいたしておきたいものです。

 次項「NO.4 日本の自費出版の姿」では、自費出版のジャンル、年代構成などについて見ていきたいと思います。

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◇ 「自費出版の基礎知識の巻」には次のような記事が載っています

  NO.1 はじめに
  NO.2 自費出版とは
  NO.3 自費出版の魅力 (この上の記事です)
  NO.4 日本の自費出版の姿
  NO.5 日本の自費出版の歴史



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